ドアノックフィールず

花鳥風月つれづれ日記

オオルリ。

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近づいても身動きしない。

晴れ/こんな形で出会うとは。昨日、仕事が終わって駐車場へ行くと私の車の横にオオルリがじっとしていた。外から見る限り怪我をしているようには見えない。窓にぶつかってもうろうとしていたのかな。ここにいたら車にひかれてしまうので、植え込みの中に移動させて、一度は帰宅したけど、やっぱり連れて帰った。段ボールに入れて新聞紙を敷いて中に入れた。庭でヤブキリの幼虫やミミズを見つけて、与えたら食べなさった。食欲はあるようだ。段ボールに蓋をして緩くガムテープでとめた。

夜九時ぐらいに止まり木を入れようと箱を開けてみたら、首を丸めて眠っていました。朝起きて死んでいたらどうしようと思っていたけども、オオルリはわたすより先に目覚めたらしく、6時には玄関の廊下に置いていた段ボールから自力で抜け出して、二階のわたすの部屋の隣りまで飛んでいた。がさごそという音で目が覚めた。まさか二階にいるとは思わず、すぐに玄関に降りて段ボールの蓋を開けたらいなかったのだった。窓辺に飛んで外に出たそうだったので、そっと捕まえてまた段ボールに入れて、寝起きのまま車を走らせ、山へ放しに行った。段ボールの蓋を開けたらしばらくじっとしていたけども、自力で一度は高く飛んだけど、上手く高い木にとまれずにちょっと低め木にとまった。わたすに捕まるぐらいだから、まだ上手く飛べないようだ。でも私が後ろを向いている間にいつの間にかいなくなっていた。どうか無事に生き延びることができますように。

オオルリのことが気になって、夕方山へ行くと、オオルリらしきさえずりが聞こえた。もしやうちに宿泊したオオルリかもと思い、声を頼りに探してみたけど、移動しているみたいで声は遠のいて行った。あのオオルリだったらよいのだけども。ちゃんと飛べているから。

野生の鳥は人間の力を借りずに生きているのに、弱っているのを目にしたら、助けたくなる。でも自分にできることは何もないな。